三脚を使った作例と解説タイトル
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三脚を使った作例と解説
ホームカメラアングルを変えて...被写界深度を変えて...長時間露光でパノラマ撮影
超望遠で 多重露光で... 手空きのメリット... 中判の魅力定点長時間撮影
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手空きのメリット
手空きのメリット?それは、三脚を使う事によって両手が自由になると言うことです。例えば記念写真を撮る場合、三脚にカメラを付けて、セルフタイマーを使い自分はカメラから離れる訳ですから、両手を空けていると言えます。両手が自由になったら「こんな事が出来る」、「あんな事も出来る」という事の便利さに気付きながら、三脚を使っている人は意外に少ないのではないでしょうか?
1枚目 2枚目 3枚目
さて、ここで3枚の写真をご覧にいれます。部屋の中でボケの花の鉢植えを撮ってみました。
《1.ストレート撮影》床の板や家具の一部がバックに写り込んでいます。
《2.白バック》白い背景紙を花の後ろに置いて撮りました。
《3.黒バック》今度はバックを黒くして花が浮かび上がる様にしてみました。

ここで使用した背景紙は、手近にあるボール紙に白色と黒色の色紙を両面に貼り付けただけの簡単なものです。こんなものを1枚用意しておくと、大変便利です。白や黒だけでなく色々な色の背景紙を作ってみるのも面白いと思います。写っている花は違いますが、背景紙はこの様に手で持ったまま撮ることも可能です。両手が使える為に、ファインダーを覗きながら背景紙は切れていないか?カメラアングルはこれで良いか?などの確認も三脚が有れば落ち着いて出来ます。
唯一つ注意して欲しいのは、花のすぐ後ろに背景紙を持って来てしまうと、背景紙の凹凸や紙のケバケバなどが写ってしまうので、なるべく花から離すことが肝心です。また、離し過ぎると今度は背景紙が切れてしまうので余裕の有る大きさが必要になります。
(1)簡易レフ板使用例 parts
(2)写真 背景紙の白い面をレフ板として使用しているところです。陰になった部分に補助光を当てている訳です。また、柔らかな効率の良い補助光を作り出すレフ板として、家庭で使われているアルミフォイルを一度くしやくしやに手で揉んで広げたものをボール紙に貼っても有効です。
(2)簡易フード使用例 parts
(3)写真 雑誌をフード代わりにしているところです。強い陽射しや逆光の時、このように雑誌やパンフレットのようなものでも、レンズに射し込む光を遮ってやると立派なフードになります。もし何も無かったら、両手で被うだけでも違います。一眼レフカメラなら、視野がケラレていないかどうか確認するのも簡単に出来ますので是非試してみてください。
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1997-3-1用品講座「三脚」
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