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カメラ取り付けネジに規格はありますか。 |
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あります。
カメラ取り付けネジは世界規格(ISO 1222)で統一されています。
* ネジの規格(サイズと長さ)は2種類あります。
ネジ山は
・3/8-16UNC(インチ) 通常“大ネジ”と言われています。(ネジの直径約9mm)
・1/4-20UNC(インチ) 通常“小ネジ”と言われています。(ネジの直径約6mm)
長さは6種類共4.5mm±0.2mmが規格の長さです。 |
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カメラネジの長い三脚はありますか。 |
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あります。
『ダブルネジ方式』のカメラネジを装着した雲台(ヘッド)は規格よりカメラネジが長くなっています。
ただし、カメラネジが規格より長いとカメラの固定ができない場合があります。
また、規格より長いネジを使用するとカメラを破損する場合もありますのでご注意ください。 |
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3/8-16UNC(インチ) を1/4-20UNC(インチ) に換えられますか。 |
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変換アダプターが販売されています。
外ネジは3/8-16UNCで内ネジが1/4-20UNCです。 |
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スコープやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラはカメラ用として売っている三脚に取り付けできますか? |
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取り付けできます。スコープやデジタルカメラ、デジタルビデオカメラも規格の三脚取り付け用のネジ穴が付いています。一般のデジタルカメラやスコープ、デジタルビデオカメラは通常1/4-20UNC(インチ)
の“小ネジ”仕様です。
従って、大半の機材は直接三脚に取り付け可能です。 |
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現在販売されている各メーカーのクイックシューに規格はありますか。 |
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規格はありません。
各メーカー・各機種で異なっているのが現実です。
各三脚のクイックシューについては付属の取り扱い説明書をご覧ください。 |
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クイックシューで「アルカスイス互換」と表記されているものがありますが、どのようなものですか? |
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アルカスイスのクイックリリースシステムはフランスのアルカスイス・インターナショナル社が大型のビューカメラを三脚に固定するため製造した製品のシステムで、構造的に固定力が強く、近年、他のメーカーでもこの方式と互換性を持たせる構造を採用するところが増えてきました。
ただしアルカスイスのクイックリリースシステムは公式の規格ではなく、アルカスイス社独自のものであるため、「アルカスイス互換」とカタログで表記されたものの多くは他社製品との互換使用に問題ありませんが、安全確実に使用するためには、クイックシュープレートとクイックシュークランプの固定具合を確認したうえで使用するか、同一メーカーの製品を組み合わせて使用するのが安心です。
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三脚や雲台は使用するカメラ機材の重さによって決めればよいのでしょうか。 |
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三脚や雲台が快適に使用できるカメラ機材については、各メーカーがカタログなどに目安を記載しており、これを参考に選ぶことが出来ます。
ただし、三脚や雲台の性能は、重いカメラ機材を安全に保持・操作できるかどうかだけでなく、長い焦点距離(狭い画角)のレンズを使用した場合でもブレが充分軽減されるかなど、多くの要素で判断する必要があります。
使用するカメラ機材の重さだけでは判断できない場合がありますので、各メーカーが記載している注意書きもご確認ください。 |
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各メーカーがカタログ等に表記している搭載カメラ機材重量の数値には、統一基準がありますか。 |
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三脚や雲台の性能は、パイプ径、素材、段数、開脚角度、接地面の状態、ストッパーの構造など、数多くの要素に影響されます。各社で採用するこれらの要素の違いや、重視する要素の違いにより、これまでは統一基準はありませんでしたが、2015年7月1日、日本写真映像用品工業会では三脚・一脚・雲台について、安全に使用できる最大搭載荷重を測定するための試験基準を工業会自主規格(JPVAAS102-2015)として規格化・制定し、工業会ホームページに公表しています。
また、数値が設定(表記)されていないものや、業務用ビデオカメラ向け三脚のように特定の用途のために設計されるものもあり、この場合、特定の機能の性能を表している場合もあります。
搭載カメラ機材重量の数値の意味については、各メーカーのカタログ等をご確認ください。 |
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雲台(ヘッド)で「3ウェイ式雲台」(ハンドル式)と「自由雲台」の何が違うのでしょうか。 |
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3ウェイ式雲台とは「左右」水平方向、「上下」垂直方向、の動作にカメラの縦位置が加わり3方向で3ウェイとなります。
ハンドルまたはツマミが計3ヶ所つけられており、「上下」「左右」「縦位置・横位置」をそれぞれ個別にじっくり調整できます。ただ、慣れが必要となります。
自由雲台(ボールヘッド)は1ヶ所のツマミで全ての固定ができます。自由雲台は3ウェイ雲台に比べて軽いというメリットもあります。
* 一般的なのは「3ウェイ雲台」ですが、自由雲台の人気も出てきています。販売されている多くの三脚にセットされているのが3ウェイ雲台です。
軽いことや手持ちに近い動きを出せることで「自由雲台(ボール雲台)」も人気があります。花の接写や山岳写真などで三脚を持ち歩く人にお勧めです。
ただ、動きが大きいため、超望遠レンズにはあまり向きません。
なお、ビデオ用は縦位置がいらないので2ウェイ式となります。
*カメラを取り付ける時はカメラの取り付け穴が一番見やすい位置に雲台のカメラネジを合わせて
取り付けてください。取り付け方のイラストをご覧ください。 |
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カーボン三脚のメリットは何ですか。 |
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カーボン三脚のメリットは「軽い」「振動を吸収する」「寒いところでも冷たくなりにくい」ということがあります。カーボンは一般的なアルミ素材よりも3割程度軽い三脚を作ることができます。つまり同じ太さの三脚をアルミパイプではなく、カーボンパイプで作ると3割弱程度軽い三脚が作れることになります。
導電性の違いのため落雷等に対しての危険性が指摘されることもありますが、アルミ製とカーボン製では導電率に差はありますが落雷等に対しての危険性に差はありません。
カーボンパイプの作り方
カーボン繊維を未反応のエポキシ樹脂でシート状にした物を芯に何層か巻き付け、高温の炉でエポキシ樹脂を硬化させて芯を取り除き仕上げ加工をする方法と、同じく未反応のエポキシ樹脂を含ませたカーボン繊維を組紐のように連続的に加熱しながら押し出してパイプを作る方法があります。 |
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三脚の伸縮は「ナット式」「レバー式」どっちがいいですか? |
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どちらにもメリット、デメリットがあります。
ナット式は手で締め付けるので、しっかり固定していても見た目で分かりにくいです。
レバー式は、手がかじかんでいるような状況でもしっかり固定できるメリットがあります。また、見た目で固定状態も分かります。
ただし、ナット式に比べると部品の消耗が早いと言われています。
部品を交換すれば、固定力は回復します。 (交換の方法については三脚のメーカーまたは、お求めの販売店へお問い合わせください。) |
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三脚は重くないとダメと聞きますが本当ですか。 |
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重い方が安定性は良いですが、「軽い三脚はダメ」というのは一概に決められません。
三脚は持ち運びと使用する機材のバランスによって決めるものです。
カーボン三脚などの使用で重心が高くなる場合は、撮影時にストーンバックなどで撮影時のみ重心を下げて安定させることができます。 |
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