カメラを初めて手にした人にとって、また熟練者にとっても、もっとも人気のあるジャンルがネイチャーフォト、すなわち自然の風景写真でしょう。今回はそんな初心者ネイチャーフォトファンのために、必ず取りそろえておくべき撮影機材と、その機材を使ったネイチャーフォト撮影のコツを紹介しましょう。
カメラを手にサンダル履きでふらっと出かけてでも撮れる街角スナップと違い、自然を相手にするネイチャーフォトには必須の撮影機材があります。それは、三脚と減光および偏光フィルター、そしてリュックタイプのカメラバッグです。これから、ネイチャーフォト撮影の実例を紹介しながら、それぞれの機材の選び方とその使い方、コツを解説していきましょう。
▼写真1 瀑布を絹糸のように滑らかに撮る <実データ> |
減光フィルターと偏光フィルターを使って長秒露光で撮った滝。マニュアル露出 F8.0 ss:5秒 ISO:100 ※ <実データ>にアクセスすると撮影時のデータで開きます。大容量画像なのでモバイルで閲覧している場合はご注意ください |
● 滝の撮影に欠かせない ND フィルター
▼写真2 ND フィルター |
写真1のような滝や渓流などの水の流れを、「絹糸」のように滑らかに撮影したいときに必要なのが写真2の ND フィルターです。ND フィルターは色に影響を与えない濃いグレーのフィルターで、レンズに入る光を減光してくれます。ND フィルターの形式名にはどの程度に減光するのかを示す「 ND4 」や「 ND8 」などが使われ、4は 1/4、8は 1/8 に減光することを示しています。数字の大きいものには ND1000 などがあります。通常の ND フィルターは減光する量が固定されていますが、減光量が可変できるタイプの ND フィルターもあります。
▼写真3 角形ハーフ ND フィルター |
角形ハーフ ND フィルター( 左 )と、アダプタを使ってレンズに取り付けた状態( 右 ) |
レンズの先頭にねじ込んで装着するタイプのフィルターは「 丸形 」や「 円形 」フィルターと呼ばれています。この他にも、写真3のように四角い形をした角形フィルターもあります。写真3の角形フィルターは、透明から濃いグレーへとグラデーションで変化するもので、「 ハーフ ND 」や「 ハーフグラデーション 」と呼ばれているフィルターです。角形フィルターはアダプタを用いてレンズ前に装着して使います。アダプタはレンズ前で回転させられるほか、アダプタ枠内でフィルターをスライドさせて位置が変えられるようになっています。ハーフ ND フィルターは、明るい空と大地など、明るさの差が激しい被写体を撮るときに使います。
● ND フィルターを使った滝撮影のコツ
それでは ND フィルターを使った滝の撮影方法を紹介しましょう。滝や渓流などの水の流れを「 絹糸 」のように滑らかに写すには、シャッタースピードを遅くする必要があります。写真1は「 5秒 」の長秒露光で撮影していますが、撮影環境、または撮りたいイメージによっては夜景撮影のように5秒以上の長秒露光が必要です。しかし日中の5秒以上のスローシャッターとなると、カメラに必要以上の光が入ってくることになるので、夜景撮影以上に露出設定が難しくなります。
たとえばカメラの露出モードをシャッタースピード優先モードにして、 「 ISO 100 」、シャッタースピードを「 1/30 秒 」にしたとき、カメラの露出計が計算した適正露出の絞り値が「 F8 」だったとします。この明るさの条件で、シャッタースピードを「 2秒 」まで遅くすると、同じ明るさの画を撮るために必要な計算上の絞り値は……、なんと「 F64 」になってしまいます。一般的なデジタルカメラ用のレンズの最大絞りは F20 前後ですが、たとえば F22 まで絞れるレンズで同じ明るさの画を撮るためには、シャッタースピードは「 1/4 秒 」より遅くできません。滝や渓流の水の流れを絹糸のように滑らかに写したいとなると、やはり「 5秒 」以上は露光したいので、もっと減光しなくてはなりません。そこで減光できる ND フィルターの出番です。「 ISO 100 」、「 F22 」、「 1/4 秒 」と同じ明るさの画を「 ISO 100 」、「 F22 」、「 5秒 」で撮るためには、4段暗くなる「 ND16 」を使って減光すればいいのです……と、計算上はそうなるのですが……。
▼写真4 絞りすぎるとボケてしまう |
F8 で撮影した画にくらべて、F16 まで絞った画は小絞りボケが出てしまう |
● 絞りは F8 を基本にして ND フィルターで減光
写真4を観てください。ぱっと見は同じ明るさの写真のように見えますが、上は「 ISO 64 」、「 ss 15 秒 」、「 F8 」で、下は「 ISO 64 」、「 ss 15 秒 」、「 F16 」で撮影したものです。ISO 感度とシャッタースピードは同じだけど、絞り値は2段も違います。なのに上下とも明るさが同じなのは、2段分の違いがある ND フィルターを使っているからです。ちなみに上の写真は「 ND64 」、下の写真は「 ND16 」を使って撮影しています。
ここで注目してもらいたいのは写真4の細部です。F8 で撮影した画は細部がはっきりしていますが、F16 では少しボケてしまっています。これが絞れば絞るほど鮮明さが失われる「小絞りボケ」と呼ばれる現象です。つまり、たとえレンズの最大絞り値が大きくても、無闇に絞るのは考えものだということです。一般的に F5.6 ~ 8 あたりがレンズの最大性能を発揮できると言われていますので、F8 で適正露出になるような ND フィルターを使いましょう。ちなみに、写真1も絞り値は F8 で撮影しているので、細部もくっきり描写されています。実データで確認してみてください。
● ND フィルターは重ねづけできる
ここまで読むと、「 それでは何種類の ND フィルターを用意しておけばいいのか?」という疑問が湧くと思います。一般的には ND2、ND4、ND8、ND16、ND32、ND64 あたりが手に入りやすい ND フィルターとして売られています。その他には、ND500 や ND1000 もあります。これらすべてを用意するのは大変、と感じる方は、ND フィルターは重ねづけできることを覚えておきましょう。たとえば ND2 、ND4 と ND16 を持っていれば、ND8 と ND32、そして ND64 の代用ができます。それは、2枚の異なる ND フィルターを重ねると、その数値をかけ算した結果の ND 効果が得られるからです。ND2 と ND4 を重ねづけすれば、2×4=8で、ND8 の、ND4 と ND16 を重ねづけすれば4×16=64 で ND64 の代用になるのです。
● 重ねづけは2枚まで数字の大きい方を外側に
ND フィルターやその他のフィルターを重ねづけするときは、できるかぎり最大2枚までにしましょう。そして減光効果のあるフィルターを重ねづけする場合は、減光効果の大きなフィルターを外側に付けます。その理由は、フィルターを重ねづけすると、複数のフィルター内で光が乱反射して、フレアやゴーストの原因になりやすいからです。そのためにも、減光効果の大きなフィルターを外側にして、乱反射する光を最低限に抑えます。
● 構図とピントは ND フィルターを付ける前に
ND フィルターを付けると視野は暗くなり、数字が大きなものほどファインダー内で被写体が確認できません。なので構図決めやピント合わせは ND フィルターを付ける前に済ませておきましょう。もちろんマニュアルフォーカスにしておく必要があります。
● 便利な可変型 ND フィルター
▼写真5 可変型 ND フィルターの減光調節 |
減光量をシームレスに変えられる可変型 ND フィルター。前枠を回転させて「 Min 」の位置で最小の減光量、「 Max 」の位置で最大の減光量になる。Max 近辺はムラが出る場合があるので、実際に使うときは、Max まで振り切らないように注意が必要だ |
ND フィルターを何種類も持ち歩くのは大変だし、構図やピント決めのたびにフィルターを外すのが面倒だ……という方は、濃度が可変型の ND フィルターを使いましょう。2枚のフィルターで構成された可変型 ND フィルターは、前枠を回転させることで ND2.5~500、または 1000 程度までシームレスに減光をコントロールできます。何枚も ND フィルターを持ち歩く必要もないし、ND2.5 に設定しておけばファインダー内は比較的明るいので、ピントや構図決めのときにフィルターを外す必要もありません。
▼写真6 アイピースシャッターを閉めて撮影しよう |
一眼レフカメラのアイピースシャッターを閉じているところ |
● ファインダーからの逆入光を防ぐ
日中の長秒露光撮影の場合、光がファインダーから逆入しないように、一眼レフカメラはアイピースシャッターを閉めましょう。アイピースシャッターが無いカメラでは、ファインダーに布を被せるなどして光を遮るとよいでしょう。ミラーレスの EVF であれば必要はありません。
ネイチャーフォトで使うフィルター類でもっとも重要なのがサーキュラー PL フィルター( C-PL )でしょう。C-PL フィルターを装着して撮影すると、色彩が鮮やかになり、青空がより濃く、水面がクリアに再現できます。2枚のフィルターで構成される C-PL フィルターは、可変型 ND フィルターと同じで回転式になっていて、前枠を少しずつ回転させて反射の除去具合をコントロールできます。ファインダーや背面の液晶画面で確認しながら操作できるので、効果がわかりやすいのが特徴です。
▼写真7 C-PL フィルターの有無1 |
C-PL フィルターを使うとクリアーな画になる |
C-PL フィルターを使うと、空気中の塵や被写体の反射光を調整でき、反射を減らす事で、コントラストが上がり色鮮やかな写真になります。写真7は C-PL フィルターを付けた上に ND フィルターを重ねづけして撮ったもの( 上 )と、C-PL フィルターだけ外して撮ったもの( 下 )です。水しぶきによる霞が除去され、彩度とコントラストが高くなっているのがわかると思います。水面の乱反射も除去されるので、水面下にある石も見やすくなっています。この効果は池の鯉などを撮影するときにも利用できます。
▼写真8 C-PL フィルターの有無2 |
C-PL フィルターを装着して撮影すると、空の蒼が深くなるが、雲への青かぶりがなくなる。また、遠景の霞も消え、緑も鮮やかになる |
写真8は真夏の晴天、正午近くの駿河湾を望んだ写真です。上下の2枚とも、ほぼ同じ時間に撮影しています。C-PL フィルターを使わないと( 下 )、空の色で雲が青かぶりしていますが、C-PL フィルターを使うと( 上 )、雲は白、空は群青といったように、とても印象的に撮れます。また、C-PL フィルターを使うと遠景の山の霞が取れ、牧草の緑が鮮やかになります。ただ、C-PL フィルターはわずかですが減光されるフィルターです。マニュアル露出で撮影するときは、使う C-PL フィルターの ND 効果分だけ明るく設定し直す必要があります。
長秒露光撮影に欠かせないのが「 三脚 」です。三脚は軽いカーボンファイバー製で、収納段数が多くコンパクトになるタイプがいいでしょう。中には折りたたんでコンパクトにできるタイプもあります。カーボンファイバー製の三脚は比較的高価なので、なるべく雲台と脚部が分離できるタイプを選んでおきましょう。こうしたタイプの三脚であれば、撮影に応じて必要な雲台と脚部をチョイスできるので結果的に経済的だといえます。
▼写真9 雲台と脚部を自由に組み合わせて使える |
三脚は雲台と脚部が分離できるタイプを選ぼう |
▼写真10 三脚を使ってスローシャッターで撮った滝 |
三脚と ND フィルター、さらに C-PL フィルターを使って撮影した滝 |
● スローシャッターに欠かせない三脚
▼写真11 三脚を使って撮影しているシーン |
ネイチャーフォトで使う三脚は、カーボンファイバーで作られた軽くて堅牢な三脚を選ぼう |
前述したように、滝や渓流で絹糸が流れるような滑らかな水流を描写するには、5秒以上のスローシャッターでの撮影になります。そうなると当然ですがカメラが揺れないしっかりとした三脚が必要です。軽さとコンパクトさを優先しすぎると、風でカメラが揺れてブレた写真になりがちです。かといってネイチャーフォトは山間部などの自然の中にわけいって撮影するので、大きくて重い三脚は考えものです。堅牢さと重量のバランスを考えると、カーボンファイバーを採用した脚を3~4段で収納できる三脚がベストでしょう。収納段数が多いと、少ない段数に比べて堅牢さは若干劣りますが、コンパクトになりバッグに収納しやすくなります。
▼写真12 太い脚を優先して使う |
カーボンファイバーで作られた脚は軽くて堅牢ですが、より確実に三脚を使うのなら、脚は太い方から使うようにしましょう |
● 脚は太い方から使う
三脚の収納式脚部は、先端に行くほど脚が細くなります。収納段数の多い三脚ほど先端は細くなります。太い脚に比べて細い脚の耐荷重は弱く不安定です。自然の中で三脚を使うときは、三脚自体が風の影響を受けやすくなるため、写真12のように脚部を全段引き出さずに使うときは、太い部分を優先して使うようにしましょう。
▼写真13 高さは脚で調節する |
脚部を全段引き出さずに、エレベータで高さを調節するのはなるべく避けましょう |
● エレベータは最後の手段
三脚はその構造上、三本の脚の付け根にカメラ本体があることがもっとも安定した状態です。エレベータを引き出して高さを上げると、上げた分だけ三脚はブレやすくなります。高さが足りないと感じたときは、エレベータよりも脚部の引き出しで調節するようにし、エレベータ部は、三脚の脚部を全段引き出した上で、それでも高さが足りないときに使うように心がけましょう。
▼写真14 高低差がある場所に設置するときは |
高低差がある場所では低い方に脚を2本使う |
● 水平は脚部で調節
ネイチャーフォトは山や川などの高低差のある不整地で撮影するものです。三脚を立てるときは、雲台部分が水平になるような接地をこころがけましょう。そのためには脚部の調節が大切です。3本の脚の引き出す長さをおおまかに調節して、最後の微調整として雲台部分で水平をとります。ここで注意してもらいたいのが脚の配分です。低い場所には3本の脚のうちの2本を使います。こうすることで三脚をより安定させられるようにしましょう。
▼写真15 バッグをウエイト代わりに |
三脚にフックがあれば、カメラバッグをぶら下げてしっかりと固定できる |
三脚を購入するときは、三脚の中央の軸( エレベータポール )にフックが取り付けられているか、または後から取り付けられるものが便利です。このフックにカメラバッグをぶら下げれば、どんなに軽い三脚でもしっかりと固定できます。こうしたフックは、雲台と脚部が分離できるタイプの三脚でないと用意されていないことが多いようです。また、カメラバッグにも把手がついていることがポイントなので、カメラバッグを購入するときの参考にしてください。
最後の撮影機材は、リュックタイプのカメラバッグです。ネイチャーフォトは足場の悪い山間部などに重い撮影機材を運ばなければなりませんので、両手が自由になるリュックタイプが最適です。リュックタイプのカメラバッグには収納量による各種サイズ違いや、登山撮影に特化したタイプのものなど、種類も豊富に用意されています。
▼写真16 リュックタイプのカメラバッグ |
コンパクトな割にフルサイズ一眼レフ1台に、交換レンズ3本と、ストロボ2台入れてもまだ余裕のある製品( 左 )と、一泊の登山撮影に特化して作られたもの( 右 )。右のバッグは上下に3つの気室で区切られており、カメラは中央、上下の気室には一泊登山に必要なものを収納できる |
カメラバッグというと、オールラウンドで使いやすいショルダータイプが人気ですが、山や川などに踏み込んで撮影するネイチャーフォト。そうした不整地のロケーションでは背負えば身体に密着させられ、両手がフリーになるリュックタイプのカメラバッグがやはりベストでしょう。リュックタイプのカメラバッグには収容量によるサイズ違いや登山などの用途に特化したものもあり、近年では選択の幅が広くなっています。選択のポイントは、背負ったときに身体にフィットすること。そして背中に汗が溜まらないように通風に工夫が施されているものを選びましょう。またバッグに使われているファスナーの耐久性はとても大切です。耐久性に信頼のあるファスナーメーカーのものが使われているなら安心です。
▼写真17 収容量で選ぼう |
フルサイズ一眼レフ1台に、広角・標準ズーム・70-300mm 望遠ズームのレンズ3本と、ストロボ2台+外部バッテリーを入れた状態。背中のポケットにはタブレットや小さなノート PC も収納できるものがある |
ネイチャーフォトで使うカメラバッグは、三脚を選ぶときと同じで大きさと軽さのバランスがとても大切です。最低限必要な機材を収納できた上で、背負って疲れないサイズを選びましょう。機材を収納するときは、重い機材を上に、軽い機材を下に入れるようにすると、背負ったときの身体への負担が軽減できます。また、上部や側部に収納ポケットが豊富にあるものを選びましょう。ウエストハーネスにドリンクを収納できるポケットがあると大変便利です。
▼写真18 カメラの取り出しやすさがポイント |
バッグを地面に置かずにサイドからカメラを取り出せると便利 |
カメラ機材をバッグから出し入れするときのアクセス方法もバッグ選択のポイントです。写真17のバッグは、背当て面から内部にアクセスするタイプです。この方法だとファスナーの閉め忘れなどで機材を落下させることが少なく安心です。写真18は、バッグのサイド面から内部にアクセスできるタイプです。この方法だとバッグを地面に下ろさずに出し入れできるので便利です。
▼写真19 バッグを背負って撮影中 |
リュックタイプのカメラバッグだと両手が空いているので、瞬間を逃さずに撮影しやすい |
写真19は、登山用に特化して作られたバッグを背負って撮影しているところです。バッグの背には雲台カバーを被せた三脚がホールドされ、ウエストハーネスのポケットにはドリンクが収納されています。これらのリュックタイプのカメラバッグには、登山に欠かせないトレッキングポールをホールドするアタッチメントが装備されているものもあります。
▼写真20 雲台カバー付きのバッグ |
リュックタイプのバッグには、三脚をホールドしておけるアタッチメントや、三脚の雲台部をカバーする付属品が用意されているものがある |
● むき出しの雲台に要注意
三脚を持ち運ぶときは、必ず脚部を閉じるようにしましょう。リュックタイプのカメラバッグによっては、三脚を背にホールドしておけるものもあります。3段以上に収納できる三脚であれば、比較的大きなものでもホールドしておけます。
三脚の持ち運びでもっとも注意したいのが雲台の露出です。現地に行くまでの電車やバスの車内で、雲台を人にぶつけてしまう事故などを未然に防ぐためにも、雲台部分にカバーをする必要があります。バッグによってはこうした雲台カバーが付属しているものがあるので、選択の際の参考にしてください。
▼写真21 シャッターチャンスを逃さない |
山の天気は変わりやすいもの。シャッターチャンスも突然のように訪れるので、両手は空けておき、チャンスを逃さないようにしましょう |
制作協力:スタジオグラフィックス
■ 人物・光景写真家 ■ 1961 年生まれ。テレビ番組制作会社、コンピュータ周辺機器メーカーの製品企画と広告制作担当を経て、1995 年独立、人物写真家に。近著に「 美しいポートレートを撮るためのポージングの教科書 」( MdN 刊 )、監修書籍に「 ちょっとしたコツで10倍かわいく見える モテ[写]の教科書。」(MdN 刊)、「このとおりにやれば必ずキレイに写せる 子ども写真の撮り方」(日本実業出版社 刊)がある。公益社団法人 日本広告写真家協会 APA 正会員